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2008年6月発行季刊at 12号

[特集]
色の安全・安定供給の解決策を求めて
有機農業は誰のものか
転換点に立つ有機農業の意義と限界

  • 私が有機農業をやらない理由(わけ)―「世直し装置」としての役割を期待して◎山下惣一
  • 日本の有機農業運動の現在と経緯―倫理と利を同時実現する農業の王道◎中島紀一
  • 政治家が農業・農村・食料に責任を持つ―農家への直接支払い制と有機農業の連関◎篠原孝
  • 有機農業推進法の意味とは―農業文明のパラダイム転換を目指す立場から◎本野一郎
  • 大地に根を下ろす「小利大安」の農業―最先端を行く有機農法のモデル農場◎金子美登
  • 農事組合法人・有機農業・新規就農者―千葉の山武市でも耕作放棄地が増えている◎下山久信
  • 酵素農法の起源と大きな可能性―大地の恵みの力を増す「お手伝い」農法◎島本邦彦
  • 北の国での有機農業事始―大学理事長と有機農園の「二足のわらじ」◎麻田信二
  • 関西よつ葉連絡会の現状と課題―「地場と旬」を合言葉に地域内自給を◎田中昭彦
  • 有機農業は世界の食需要をまかなえるか?―海外記事、情報からの紹介◎近藤康男
  • 無農薬でバナナを作るということ―タイの農民が考え、していることの実情報告◎小山潤
  • アジアに広がる合鴨水稲同時作―生物多様性を回復する稲作・畜産・水産の統合技術◎古野隆雄
  • 知識資本主義時代の有機農業―「緑」のネオリベラリズムの中で、思想回復の道へ◎崎山政毅
  • 「プレカリアート」の食―「私はマックとコークで充分だ」(M・フーコー)◎すが秀実
  • 新幹線の車窓から見える田園風景―現代農業の奇形性をめぐって◎野田公夫

〈コラム〉
農家経済経営分析とフェアトレード・プレミアムの役割◎辻本英之
映画『おいしいコーヒーの真実』◎吉澤真満子

〈連載〉
『世界共和国へ』に関するノート(8)共同体論◎柄谷行人
ポスト・リオリエント(2)帝国から考え直すための準備◎山下範久
ドキュメンタリーの視覚(6)◎鈴木一誌

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