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APLAレポート

2010年8月発行/20頁/価格:200円APLA Report no.3 東アジアの中の日米安保と沖縄

 日米安保ビンの蓋論というのがある。日米安保で米国が日本を囲い込んでいるから、日本軍国主義が抑えこまれている、だから中国だって日米安保は支持している、という論だ。

実はもうひとつのビンの蓋論がある。日米安保=日米同盟なくして日本は立ちいかないというおなじみの議論である。沖縄・米海兵隊基地である普天間「移設」をめぐってメディアが盛んにあおり、最後に鳩山前首相が「抑止力」を理由に辺野古への「移設」を沖縄に押し付ける論理にも使われた。今回の普天間「移設」をめぐる一連の動きと沖縄の人びとの抵抗・運動はこの「ビンの蓋」をこじ開け、日米安保=日米同盟神話を揺るがした。東アジアの広がりのなかで、このふたつの「ビンの蓋」を論理と運動で取り払い、日米安保・日米同盟、そして沖縄のこれまでと今、これからを再検証することがいま求められている。

編集部:大野和興(農業ジャーナリスト)

【目次】

  • 開けられた日米同盟の蓋~米日沖関係としての安保構造~
    ……武藤一羊
  • 沖縄からの報告:沖縄差別との闘い
    ……西尾市郎(日本キリスト教団うるま伝道所牧師/平和をつくる琉球弧活動センター世話人)
  • グアムからの報告:グアムを揺るがす米軍再編の大波
    ……山口 響(ピープルズ・プラン研究所)
  • フィリピンからの報告:米軍訪問協定の10年
    ……Bulatlat、翻訳:山口 響(ピープルズ・プラン研究所)
  • 韓国からの報告:在韓米軍の役割変化と基地再編の現況
    ……李 泳采(恵泉女学園大学国際社会学科教員)

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