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2025年10月〜2026年2月「みんなの台所」開催報告

今年度の新しい試みとして開催したイベント「みんなの台所」全3回が終了しました。身近な食材の背景を学びながら、その食材を使ってみんなで作って食べるイベントとして、大切にしたい3つのポイントを掲げて開催をしました。

1. 「食材について知ろう&学ぼう」

ただ食べるだけじゃなく、まずは食材の産地や生産者について楽しく学びます。規格外のバナナや野菜もできるだけ活用した料理を作って、フードロスのことも考えます。

2.「一緒に料理を作ろう」

参加者の皆さんと役割分担をして一緒に料理を作ります。料理が得意な人もそうではない人も作りながら知識や経験を交流し、地域の中のつながりも作ります。

3.「おうちでも作ってみよう」

レシピを提供することで、イベントで体験したことをそれぞれの家庭で実践することを促します。会場だけの体験にせずに、活動を広げます。

 

1回目(2025年10月開催)のメイン食材は、規格外バランゴンバナナと加工用クレソン。これらを使って、バナナスコーン、クレソンおにぎり、ポタージュスープ、焼きバナナなど作りました。バナナを焼いて食べるのが初めてのお子さんが多く、焼いている様子を興味津々で見ていました。焼きバナナは想像以上に美味しかったらしく、何度もおかわりを。

絵本『バナナのらんとごん』を一部使いながら、バランゴンバナナの産地や日本に来るまでの過程、そして規格外になる理由などのお話もしました。

 

2回目(2025年11月開催)のメイン食材は、1回目の参加者からのリクエストで、サツマイモ。身近な食材である油揚げを取り入れることは決まっていたので、組み合わせて油揚げサツマイモのあまから丼を作り、おやつとしてバナナさつまいも団子を作りました。団子はバナナとサツマイモを丸めただけのシンプルおやつで、小さいお子さんも調理にたくさん関わることができました。

 

3回目(2026年2月)のメイン食材は、エコシュリンプとブロッコリー。会場近くのイタリアンレストラン「オステリア ジュリエッタ」の方をお呼びし、えびとブロッコリーのパスタ、野菜たっぷりミネストローネを教えていただきました。規格外バランゴンバナナを使ったケーキは時間の関係で会場で一緒に作ることはできなかったのですが、事前に作ってきてもらったものを参加者の皆さんと食べました。プロに教えてもらえるということで、お子さんだけでなく、大人の参加者も多く、会場はとても賑やかでした。

エコシュリンプの産地や養殖の方法などを初めに紹介。こんなえびがあるなんて知らなかった、養殖でも環境を壊さない方法があるんだなど感想を聞くことができました。パスタはえびの殻から出汁をとって作りましたが、その殻を取る作業は子どもたちが全員参加でやってくれました。

 

どの回も参加してくれた皆さんが料理に積極的に関わり、できた料理も最高でした。食卓を囲む皆さんの笑顔がとても印象的で、場全体が和やかな雰囲気に包まれていました。この「みんなの台所」はAPLA流地域食堂、フードパントリーをイメージして企画しました。まだまだ規模は小さく、改善点もありますが、継続して実施し、必要な人に食が届くこと、そして持続可能な食の仕組みづくりに貢献できたらと考えています。

報告:福島智子(ふくしま・ともこ/APLA事務局)

※本イベントは、子どもゆめ基金の助成金を活用して開催しました。