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2022年7月31日バナナアートワークショップを開催しました!

規格外バランゴンバナナの有効活用を考える ぽこぽこバナナプロジェクト。夏休みに合わせて、規格外バランゴンバナナを使ってバナナアートを楽しむワークショップを開催し、小学生20名と保護者の皆さんにご参加いただきました。

バナナアートとは、爪楊枝や竹ひごなどを使ってバナナの皮に文字やイラストをかくことです。規格外のバナナには傷や黒い部分があるので、それを活かして、よりユニークな絵がたくさんできることを期待しました。

まずは、好きなバナナを選んで、どんな絵を描くか考えます。

バナナの選び方も、アートを始める前の準備の仕方も、みんなそれぞれ。じっくりと何を描くか考える人もいれば、すぐにバナナに描き始める人も。

イラストも様々。クマや魚などの動物、葉っぱやお花などの植物。おもしろい模様を描いたり、ドラゴンを描いたりする人も。そして、バナナの傷を動物の目にしたり、魚のうろこにしたり、規格外のバナナの皮の状態をイラストに活かしている人も多かったです。名前などの文字を書く人もたくさんいました。

保護者の方も負けていません。ドラえもんや「見ざる聞かざる言わざる」のサルを描く方も。

こちらの期待を大幅に超えてユニークなおもしろいイラストでいっぱいでした。

バナナアートを楽しんだ後は、バランゴンバナナのお話タイム。バナナがどのように育てられているのか、どのように日本に来るのかなど、普段は見ることが難しいバナナの背景のお話を熱心に聞いてくれ、感想や考えをたくさん発表してくれました。

最後は、規格外のバナナの有効活用のアイディアをみんなで出し合いました。バナナケーキ、ジュース、パフェ、アイスにするなどのお菓子にするアイディア、皮をむいて販売する、買い物のおまけにつけて多くの人に広めるなどの販売の仕方のアイディア、バナナをエネルギーにする、皮からプラスチックをつくるなど環境問題の解決につながるようなアイディア……また、見た目に関わらず食べる、食べものを大切にするといった声もたくさん聞かれました。

いろいろな分野にわたる幅広いアイディアがたくさん出て、子どもたちの柔軟な発想に驚かされました。今後プロジェクトを進めていくうえで参考にさせていただきたいと思っています。

今回のワークショップは、バナナアートの講師として、『バナナ(知りたい食べたい 熱帯の作物)』(農文協)でバナナアートを担当された山福朱実さん、そして、アイスブレイクや子どもたちのサポートに、IVUSA東京日野クラブの大学生にご協力いただきました。ご参加くださった皆さん、どうもありがとうございました。

報告:福島智子(ふくしま・ともこ/APLA事務局)