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2025年12月台風25号被災者への緊急支援を実施

2025年11月4日にフィリピンに上陸した台風25号(フィリピン名:ティノ)、および11月9日に上陸した台風26号(フィリピン名:ウワン)により、各地に甚大な被害が発生したことをお伝えしていましたが、サトウキビの産地での被害についても情報が届きました。

サトウキビの生産地があるネグロス島のマリアセシリアでは、鉄砲水が地域を襲い、丸太やごみの塊が住居数軒とサトウキビ畑を襲いました。地域の人は屋根の上に避難したり、トラクターを使って3往復し、子どもたちや老人を安全な場所へ避難させました。

水が引いた後には、土石流が運んだ残骸が1.5~2メートルほどに積み上がり残っていたそうです。この地域の生産者たちは、作物多様化の一環で果物の木を畑と畑の間に植林していました。その木がかろうじて土石流をせき止め、この木がなければ地域全体が土石流に巻き込まれ、死傷者が出ていただろうと話しています。

生活必需品を支援

こうした被害状況を受けて、バランゴンバナナとマスコバド糖の出荷団体であるオルタートレード・フィリピン社(ATPI)では緊急支援を実施することを決定し、オルター・トレード・ジャパン(ATJ)とともにこの活動をサポートしました。APLAからは「APLA緊急災害支援準備金」から100万円を送金しています。

今回の緊急支援では、被災者に対して、食料や生活必需品をパックにした物資を配布しました(飲料水、お米5kg、缶詰、洗剤、石鹸、懐中電灯、タオル、ブランケット)。

現在は台風被害から生活を立て直すことが必要ですが、サトウキビやバナナからの収入は生産者たちの生活の支えとなっており、圃場の復興支援も計画されています。

復興支援計画の詳細については、随時ウェブサイト等でアップデートをしてまいります。多くの皆さまからのご支援・ご協力をお待ちしております。

【ご寄付の方法】

■クレジットカード/銀行振り込み
寄付フォーム からご寄付いただけます。「支援の種類」で「今回のみ」、「寄付の使途」で「00.今回のみの寄付(フィリピン台風緊急支援)」をお選びいただき、必要事項をご記入ください。

■郵便振替
00190-3-447725 特定非営利活動法人 APLA
※通信欄に「フィリピン台風支援」と明記してください。

  • 領収書の発行は省略させていただいています。領収書が必要な方は、APLA事務局までご一報ください。
  • 募金総額の一部(上限10%)をこの活動に関わる事務経費のために使用させていただきますことを予めご了承ください。