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2025年7月22日ぽこぽこバナナ紙漉き体験

夏休みに入った子どもたち向けに愛知県大府市で開催された「エンジョイ!コラビア2025 学ぼう!食育×知育」というイベントに参加してきました。多種多様な企画が準備されているなか、おおぶフェアトレード推進委員会NPO法人おさんぽやなないろの皆さんが企画してくれた規格外バランゴンバナナを活用するふたつのワークショップ「ぽこぽこバナナでパフェづくり」「ぽこぽこバナナで紙すき体験」にお呼びいただき、バランゴンバナナのお話をしてきました。どちらのワークショップも、3歳から小学校低学年のお子さんと保護者の皆さんが定員の10名いっぱいに集まってくださいました。

「ぽこぽこバナナでパフェづくり」は、規格外バランゴンバナナ、バナナアイス、マスコバド糖のゼリー、ココナッツのクッキーを使って、参加者がそれぞれパフェを作るワークショップでした。包丁を使ってバナナをスライスするのは、小さいお子さんにとっては難しそうでしたが、そのほかはそれぞれの材料を自由に飾るだけなので、参加者の皆さんは気軽に楽しく盛り付けしていました。どの材料も美味しそうでしたが、それが合わせるとより一層美味しかったようで、「美味しい」「甘い」とみなさん笑顔で召し上がっていました。

バナナをカット

仕上げにチョコソース

 

「ぽこぽこバナナで紙すき体験」は、規格外バランゴンバナナの皮と牛乳パックを使って紙を作るワークショップです。

つくりかたの説明

 

先ほどのパフェを作る時に出たバナナの皮を活用しました。柔らかくしたバナナの皮と牛乳パック、水をミキサーに入れてより細かくします。その後、紙漉きの枠に入れて、形を整え、最後にアイロンで乾かすという流れです。この枠は、地元の材木屋さんに協力していただいて、そこで出た端材から手作りしたそうです。

ミキサーで攪拌

木枠に流し込む

 

ユニークなのは、ドライフラワーや端切れ、小さく切った折り紙、コーヒーかすなども一緒に入れること。たくさん入れるときれいですが、厚みが出るので、乾かすのに時間がかかります。そのバランスが難しそうでした。コーヒーかすを入れると、ほんのりバナナの香りにコーヒーのいい香りが合わさっておもしろい紙になっていました。2回紙作りができるような材料を配布したので、ワークショップで作らなかった残りの1回分は、家で作ってみることをおすすめしました。

様々な飾り

飾りをたくさん漉き込んだ紙

 

それぞれのワークショップの前には、規格外バランゴンバナナのお話を簡単に。バランゴンバナナの背の高さやバナナの種類の多さにびっくりしたり、規格外のバナナが多く捨てられてしまっていることに悲しい気持ちになったり怒ったり、子どもたちの中にいろいろな感情が起こったようでした。規格外のバナナを活用したいという声もありました。

お土産のバランゴンバナナ

ワークショップ終了後、今日使ったバナナの名前がしっかりと言えたお子さんにバナナをプレゼントすることになりました。お母さんに名前を確認するお子さんもいましたが、みんなしっかり「バランゴンバナナ」と言えて、プレゼントを持ち帰っていました。ワークショップで知ったこと、体験したことを夏休みの自由研究にも活用してもらえるとうれしいです。

話が横道にそれますが、お昼にいただいたお弁当にも規格外バランゴンバナナが使われていました。えごまの肉巻きバナナ醤油ソース和えと、ぽこぽこバナナの卵焼きです。バナナの醤油ソースは肉にも魚にも合いそうで、万能ソースになると感じました。バナナの卵焼き!どんな味だったと思いますか?気になる方は、ぜひ試してみてください。

ごちそうさまでした!

福島智子(ふくしま・ともこ/APLA事務局)