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2025年11月19日台風25号・26号被災者への支援にご協力をお願いします

2025年11月4日にフィリピンに上陸した台風25号(フィリピン名:ティノ)、および11月9日に上陸した台風26号(フィリピン名:ウワン)により、各地に甚大な被害が発生しています。ネグロス島とルソン島北部のバランゴンバナナ及びマスコバド糖の産地も例外ではありませんが、今のところ幸いにも関係者の人的被害の報告はありません。

台風25号は、ネグロス島各地の産地に大きな被害を与えました。生産者の中には、洪水や土石流で家が流され、避難所での生活を余儀なくされている方もいらっしゃいます。作物への被害もあり、一部のバナナ産地ではほぼ全滅の地域もあります。

西ネグロス州コドコド地区(11月6日訪問時撮影)

同上。強風と鉄砲水の影響により、合計18戸の住宅が全壊。

 

カネシゲファーム・ルーラルキャンパス(KF-RC)でも、昨年から日本への輸出向けに植え始めたバランゴンバナナ2000株の9割以上がやられてしまいました。その他の作物にも大きな被害が出ています。

バナナの9割以上がこのように被害を受けてしまいました。

バナナ以外にも、このように根から倒れてしまった木も。

 

また、研修卒業生の中には、農作物の被害にとどまらず、家屋が破壊されてしまったり、家畜に被害が出てしまった人もいるとのことです。通信環境の復旧に時間がかかっており、全員の状況をしっかり確認できているわけではないので、KF-RCから近い地域はまずは直接訪問するなどして、状況把握に務めるとのことです。

半壊状態となってしまったKF-RCの第1期卒業生レムレムさんの家。

レムレムさんは家だけでなく家畜も流されてしまいました。

 

台風26号は、ルソン島北部にあるバランゴンバナナの産地へ影響を与えていますが、連絡がつかないところもあり、バランゴンバナナとマスコバド糖の出荷団体であるオルター・トレード・フィリピン社(ATPI)が引き続き情報を収集中です。

ATPIでは、今回の台風で被害を受けた生産者に対して緊急支援を実施する計画を立てており、当座の活動資金として「APLA緊急災害支援準備金」から100万円を送金いたしました。

被害の規模から考えて、さらなる資金が必要となることは明らかなため、皆さまからのご寄付を募り、ATPIならびにKF-RCを通じて、各地の被災者に届けさせていただきます。支援計画の詳細ならびに支援実施のご報告は、随時ウェブサイト等でアップデートをしてまいります。多くの皆さまからのご支援・ご協力をお待ちしております。

【ご寄付の方法】

■クレジットカード/銀行振り込み
寄付フォーム からご寄付いただけます。「支援の種類」で「今回のみ」、「寄付の使途」で「00.今回のみの寄付(フィリピン台風緊急支援)」をお選びいただき、必要事項をご記入ください。

■郵便振替
00190-3-447725 特定非営利活動法人 APLA
※通信欄に「フィリピン台風支援」と明記してください。

  • 領収書の発行は省略させていただいています。領収書が必要な方は、APLA事務局までご一報ください。
  • 募金総額の一部(上限10%)をこの活動に関わる事務経費のために使用させていただきますことを予めご了承ください。