昨年11月に株式会社スミフルジャパン（以下、スミフル）および大口株主である住友商事株式会社（以下、住友商事）に対して、NGOと有識者の連名で要請書を送付し、フィリピン・ミンダナオ島の「スミフル」ブランドにかかわる農園で働く労働者に対する人権侵害の実態の真相究明と再発防止を求めましたが、スミフルからは一切の返答がありませんでした。

戒厳令下のミンダナオ島で声をあげることが厳しい現状を受けて、労働者ら約200名が2018年11月末から首都マニラに遠征し、野外キャンプで生活を続けながら、フィリピン大統領府、労働雇用省（DOLE）、スミフル、日本大使館前などで問題の解決を訴えてきました。

しかしながら、遅々として進まない交渉状況に抗議し、責任の所在を明らかにすることを求めるため、日本の市民社会として、再度スミフルおよび住友商事に対して要請書を送付しました。

要請書の全文はこちら。

この問題の概要や詳細な経緯はエシカルバナナ・キャンペーンの特設ウェブサイトをご覧下さい。