7月26日、生活協同組合パルシステム東京主催の「絵本とバナナアート体験~バランゴンバナナのおいしさに触れてみよう~」というワークショップに講師として参加しました。
ワークショップでは、バランゴンバナナがどのように育っているのか、どのように日本に届くのかといった背景や、どんなバナナが規格外になってしまうのか、規格外バナナはどのように活用されているのかなどの規格外バランゴンバナナについてのお話をするとともに、実際に規格外バランゴンバナナを試食したり、バナナアートを楽しんだりしてもらう盛りだくさんな内容でした。参加者は、3歳から小学校1年生のお子さんと保護者の皆さんの合計17名でした。
まずは、バナナに関するクイズの時間です。こちらは「つながりインターンシップ@協同」のインターンの大学生が担当しました。初めは不安そうな表情でしたが、子どもたちとのやりとりが進むうちにだんだんスムーズに。
クイズに続いて、絵本『バナナのらんとごん』を読みながら、バナナの背景をお話しました。バランゴンバナナのらんとごんの姉弟が、日本の誰かに食べてもらうまでの旅を通して、身近な食べ物の背景を知ることができる絵本です。フードロス問題や民衆交易/フェアトレードにも触れています。3歳や4歳のお子さんにとっては少し長めなお話なので、少し飽きてしまう子もいるだろうと思いましたが、静かに真剣に聞いてくれていました。
その後、規格外バランゴンバナナを使ったバナナアートを体験してもらいました。竹串を使ってバナナの皮にイラストを描いていきますが、規格外の傷などを利用するのも面白さです。子どもたちが描いたイラストは多種多様で、アンパンマンやバイキンマンといったキャラクター、ウサギや熊などの動物、新幹線などの乗り物も描くお子さんもいました。アートが完成した後に、前に出て発表してもらうことにしました。初めは前に出ないとおっしゃっていたお子さんもみんなの発表を見ていたら、頑張る気持ちが出てきたようで、最後に大きな声で描いたものを発表してくれました。
最後にバランゴンバナナ、そして規格外バランゴンバナナを使ったワッフルを試食してもらいました。このワッフルは、今回のワークショップ会場近くにあるワーカーズコープ青井が製造したものです。バナナもワッフルも「美味しい」と大人気でした。
いろいろな感想を寄せていただいたので、一部をご紹介します。
- バナナは普段食べていますがどのように日本へ運ばれてくるか知りませんでした。絵本で楽しく教えてもらえたので子どもだけでなく大人も楽しめました。
- 大好きなバナナがどのように自分の手元に届くか等勉強するとバナナがよりおいしくいただけました。
- スーパーで買うバナナよりおいしくて今度パルシステムで頼んでみたいと思いました。
- バナナもあっさりしながらも甘すぎずおいしく、暑いこの時期でももっと食べたくなるバナナでした。
規格外バランゴンバナナ、ぽこぽこバナナプロジェクトに関しては、
- 規格外バナナ、見た目と違い皮をむくと本当に白くて甘く とっても美味しかったです。ぽこぽこバナナPROJECT、とっても素敵な活動で応援したいです。
- 廃棄されるバナナを利用した商品の提供等、食品ロスの取組みが推進されていて好感が持てた。
バナナアートに対しても感想がたくさんありました。
- バナナアートという新しいバナナの楽しみ方を知ることができて楽しい時間でした。
- バナナアートもとても楽しく自宅でもまたやってみたいと思います。
- バナナアートは TV で見たことはありますが体験した事は初めてでした。楽しかったです。
主催者の皆さま、ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
報告:福島智子(ふくしま・ともこ/APLA事務局)
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