フィリピン・ネグロス島の若者たちが農民として自立するための契機と経験を創出し続けるために、実践農場兼農民学校であるカネシゲファーム・ルーラルキャンパス（KF-RC）の土地を農民自身が取得するという目標を掲げて実施したクラウドファンディングが終了しました。

個人として直接ご寄付くださった方、バランゴンバナナやマスコバド糖の民衆交易を共に続けてきた生活協同組合などを通じてご寄付くださった方、合計で9,000人以上の方のお気持ちが集まり、当初の目標金額3,000,000円を大きく上回る7,672,700円のご寄付をいただきました（2021年10月31日現在）。関係者一同、心より御礼申し上げます。

皆さまからいただいたご寄付を元に、約5ヘクタールの土地を取得のための具体的な手続きをこれから進めてまいります。

また、目標金額を超えて集まったご寄付につきましては、土地を取得したKF-RCがさらに自立的に活動を推し進めていくために活用させていただきたいと考えております。現地側が主体的に計画を進めていけるように、対話を重ねていくことで、各スタッフの自身の成長も後押しします。

カネシゲファームのスタッフたちからのお礼のメッセージです。

カネシゲファームの活動を継続していくことで、農に根差した地域社会を自分たちの手でつくっていく人びとを一人でも多く増やしていき、農民たちが当たり前に農業を営みながら暮らすことのできる未来、そして民衆交易の発展を目指していきます。

また、APLAとしては、これを機にみなさまがネグロスのことをより身近に感じられるように、そして国境を越えた協働や学び合いの関係が強化できるように努めてまいります。

改めまして、厚く御礼申し上げますと同時に、今後ともAPLAならびにKF-RCへのお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。