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2021年5月25日パレスチナ・ガザ地区への救援カンパのお願い

エルサレムにあるシェイク・ジャラ地区におけるパレスチナ人居住者の強制立ち退き命令、そして、イスラム教徒にとって最も神聖な月(ラマダン)に聖地アルアクサー・モスクで起きた衝突をきっかけに(※)、イスラエル政府とガザ地区を実行支配するハマスの間で大規模な戦闘が発生しました。

※事態の背景についての詳細は、APLAも団体として賛同した2021年5月17日付の「日本の NGO 団体による声明 イスラエルおよびガザに一刻も早い停戦を」に詳しくまとまっています。

イスラエル軍によるガザ爆撃は5月10日から停戦となる5月21日まで続き、国連報告によると、ガザ地区では242人(子ども66人を含む)が犠牲となり、負傷者は1948人にのぼりました。また、この間の住宅地への爆撃で15700戸もの住居が破壊されたため、停戦時点で、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営支援する学校に約71,000人、親戚や知人の家に約35,000人が避難していると報告されています。

UNRWAが運営支援する学校に避難している家族の様子(PARC提供)

生活に必要なものがほとんどない状況が続いています(PARC提供)

 

こうした深刻な事態に対し、APLAおよびオルター・トレード・ジャパン(ATJ)がつながりを持つパレスチナのオリーブオイルの2つの出荷団体、パレスチナ農業復興委員会(PARC)及びパレスチナ農業開発センター(UAWC)では、爆撃によって家が壊された家族に対する救援活動を開始します。APLAとATJは、パレスチナの人びとに対する心からの連帯を込めて、両団体の活動を支援するため募金を呼びかけます。皆さまからのご支援・ご協力をお願い申し上げます。

救援活動について

  • 家から着の身着のままで避難したため、多くの避難民が食料や日常生活に必要なものを何も持ち出せていません。PARCは、オリーブオイルなどの調味料、主食の一つであるクスクス、粉ミルクなどを詰めた食料セットを配布します。UAWCは、食料セットに加えて毛布やおむつの配布も予定しています。
  • 配布する食料は、主にヨルダン川西岸地区の小規模農家や農業協同組合から購入し、ガザ地区に運搬します。
  • PARC、UAWCの両団体ともに、独自に救援活動を実施しますが、支援区域や支援者が重ならないように適時、情報交換しながら活動を進めます。物資配布は、ガザ地区の職員の他、ボランティア、関係する青年・女性団体などの協力を得て実施します。
  • 家を破壊された人びとの住居再建、大きな被害を受けたガザ地区内の農地や農業施設の復興も大きな課題です。現地の状況に合わせて必要な支援を検討・実施していきます。

ご寄付の方法

■郵便振替
00190-3-447725 特定非営利活動法人APLA
※通信欄に必ず「ガザ救援」と明記ください。

■銀行振込み/クレジットカード決済
寄付フォーム からご寄付いただけます。「支援の種類」で「今回のみ」、「寄付の使途」で「81.ガザ救援」をお選びいただき、必要事項をご記入ください。

  • 領収書の発行は省略させて頂きます。領収書が必要な場合はAPLA事務局までご連絡下さい。
  • 募金総額の一部(上限10%)を事務経費のために使用させていただきますこと予めご了承ください。

寄付付き商品のご購入

APLA SHOPでは、パレスチナ・ヨルダン川西岸地区から届いたエキストラバージンオリーブオイル、そのオリーブオイルを原料につかった石けんを販売しています。2021年7月末までの期間限定で、ガザ地区への寄付金付きの商品も掲載していますので、合わせて広めていただければ幸いです。

詳細は https://www.aplashop.jp/SHOP/336040/list.html をご覧ください。