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2013年1月29日(火)イベント報告:「ホンモノの愛を伝える本当の手づくりチョコレート」ワークショップ

最近ではフェアトレード・チョコレートもたくさんの選択肢がありますが、生産者との顔の見える関係を重視する「民衆交易」ならではの企画。それは、チョコレートの原料となるパプアのカカオ(今回はカカオニブ、カカオマス、ココアバター)を使用した「本当の手づくりチョコレート」づくり。小さな驚きや発見、ドキドキワクワクに満ち溢れた当日の様子を写真や動画と一緒にお伝えします。あなたも参加したくなること間違いなし…!?

まずは、スタッフから本日の段取りをご説明。

主な材料のココアバター(左)とカカオマス(右)

 

チョコレートづくりを始まる前に、まずはココアバターとカカオマスを味見してもらいました。見た目はチョコレートに近い(って原料ですからね…笑)カカオマスですが、元々の苦味と酸味にドキッとする方が多発。そう、チョコレートの甘さは砂糖の甘さです。


予想以上に時間をとった作業がこちら…。普通、こんなブロック状のカカオマスにはなかなかお目にかかれないので、みなさん良い体験にはなったと思いますが、「やっぱりタブレット状の使いやすいものがほしいよね」と吉田シェフ。

まずはココアバターを湯煎にかけます(約50℃のお湯)。

続いてカカオマスも湯煎にかけます。溶けるときれいな艶が出てきます。

 


溶かしたココアバターとカカオマスにマスコバド糖(フィリピン・ネグロス島産の黒砂糖)を加えてミキシングします。ポイントはとにかく「水分が入らないようにすること!水蒸気も要注意」という吉田シェフの言葉にみなさん少し緊張気味…? しっかり混ぜ続けるとどんどん艶が出てきて、しまいにはボールをのぞきこんだ顔を鏡みたいに映すほど。感動モノでした。

型で抜いたミルクチョコ&贅沢なトッピングをほどこしたビターチョコ

できあがったチョコレートを詰め放題!と聞いたら、興奮しますよね…。

 

そして、吉田シェフからとっても素敵なコメントをお寄せいただいたので、ご紹介します。
  1. 先日はみなさん、ワークショップにご参加ありがとうございました!
    少しは、楽しんでいただけましたでしょうか?手づくりchocolate、それもカカオマスからなんて。難しい? 面倒くさい?
    確かにテンパリングとか色々あるんですが、大人のどろんこ遊び位の気持ちで楽しんで貰えていれば嬉しいかぎりです。
    参加者から「一人だと…」という声がありましたが、そう、誰かと話しながら気軽につくって欲しい。
    そんな気持ちでした。パプアの生産者の皆さんがつくりはじめて、日本に入ってくるまでだけでも多くの人とドラマがあります。
    そんなカカオマスを皆さんに楽しんで貰うためのワークショップ、これからも続けていきたいと思います。
    このワークショップは、パプアから皆さんまでの間に入った伝えるための紡ぎの一つです。さわってみて、つくってみて、感じたこと、思ったことをパプアの生産者の皆さんにフィードバックして繋いできた線を縁に出来ればと思ってます。
    また一緒にどろんこ遊びしましょう!    きまぐれや 吉田友則

APLAスタッフも、今回の様子をパプアのカカオ生産者や現場で奮闘しているスタッフに伝えたいなぁと思っています。その反応もまたどこかでみなさんにお届けしますね。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。もっと写真をご覧になりたい方は、APLAのFacebookページに作成したアルバムをご覧ください♪

報告:野川未央(のがわ・みお/APLA事務局)